イザヤ書 27

神のぶどう園の回復

イザヤ書27章では、神が不従順への罰を受けた後に、自らのぶどう園であるイスラエルを再建すると約束します。そのぶどう園は守られ、豊かになり、人々はエルサレムの聖なる山で礼拝しに来るでしょう。

1その日ヱホバは硬く大いなるつよき劍をもて 疾走るへびレビヤタン曲りうねる蛇レビヤタンを罰しまた海にある鱷をころし給ふべし

2その日如此うたはん うるはしき葡萄園あり之をうたへよ

3われヱホバこれを護り をりをり水そそぎ 夜も晝もまもりて害ふものあらざらしめん

4我にいきどほりなし願はくは荊棘のわれと戰はんことを 然ばわれすすみ迎へて皆もろともに焚盡さん

5寧ろわが力にたよりて我とやはらぎを結べ われと平和をむすぶべし

6後にいたらばヤコブは根をはりイスラエルは芽をいだして花さきその實せかいの面にみちん

7ヤコブ主にうたるるといへども彼をうちしものの主にうたるるが如きことあらんや ヤコブの殺さるるは彼をころししものの殺さるるが如きことあらんや

8汝がヤコブを逐たまへる懲罰は度にかなひぬ 東風のふきし日なんぢあらき風をもてこれをうつし給へり

9斯るがゆゑにヤコブの不義はこれによりて潔められん これに因てむすぶ果は罪をのぞくことをせん 彼は祭壇のもろもろの石を碎けたる石灰のごとくになし アシラの像と日の像とをふたたび建ることなからしめん

10堅固なる邑はあれてすさまじく棄去れたる家のごとく また荒野のごとし 犢このところにて草をはみ此所にてふし 且そこなる樹のえだをくらはん

11その枝かるるとき折とらる 婦人きたりてこれを燒ん これは無知の民なるが故に之をつくれる者あはれまず これを形づくれるもの惠まざるべし

12その日なんぢらイスラエルの子輩よ ヱホバは打落したる果をあつむるごとく 大河の流よりエジプトの川にいたるまでなんぢらを一つ一つにあつめたまふべし

13その日大なるラッパ鳴ひびきアツスリヤの地にさすらひたる者 エジプトの地におひやられたる者 きたりてヱルサレムの聖山にてヱホバを拜むべし